開発ストーリー

ベーシストサポートのあゆみ
楽器を支えるコントラバス椅子ベーシストサポートの誕生秘話

きっかけ
吹奏楽部でコントラバスと出会い、現在も市民オーケストラで演奏している開発者。関節を痛めて、楽器を椅子にもたせかけて演奏していました。椅子に突起を着けてみると、全身が楽で驚きます。
『これは、他の人にも良いのでは?』コロナ禍で独立しており、アパレル商品開発と建築設計の経験を生かして商品化することを決意。

試行錯誤
実用新案登録を申請。知人のコントラバス奏者に使ってもらうと高評価で、あるプロ奏者は『股関節を痛めている奏者にすすめたい』と現場の意見を集めてくれました。
行きつけのコントラバス専門店に見せると『商品としての完成度』を求められます。しかし、この時点では市販のクッションを分解して家庭用ミシンで作っておりこれが限界。

商品化へ
どうしよう?得意そうな人に声をかけまくります。すると、楽器店でのやりとりを見た夫や、縫製の得意な友人が協力してくれて、仕上がりが劇的に改良。楽器店さんにも置いて頂けることになりました。
インスタグラムアカウントを立ち上げ、市販の椅子に「ベーシストサポート」の座面を付けて、モニター使用を経て自家製で受注生産を始めます。しかし、なかなか注文が入りません。

クラファン
見たこともないアイデアの椅子、どうしたら存在を知って信用してもらえる?そこで、宣伝と資金作りのためクラウドファンディングを決行。するとラジオや新聞の取材が入り、全国から反響が。目標金額を越える支援を頂きました。
地元のネットワークで、時には飛び込みでお願いして生産体制を整え、リターン品のチェアパッドが出来上がる頃、クラファン報道でベーシストサポートを知った奏者からの注文も入り始めます。

未来へ
現在はネットショップでの販売、演奏イベントへの協賛や参加での交流で広報とリサーチを進めています。
ベーシストサポートを始めて約3年。少子化による演奏人口の減少、職人不足によるコントラバス椅子の廃番や、物価高といった、社会全体の変化にも直面しています。あのとき、始めていて良かった!
『演奏用の椅子』の重要性に皆が気付き、あきらめている人が楽器を手にして仲間が増えることに貢献できれば、こんなに嬉しいことはありません。楽器を支えるベーシストサポートだけでなく、完全オリジナルデザインのコントラバス椅子の開発を進めています。
2022
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- 商品化を決意する
- 実用新案登録 第3240104号
- インスタグラム ベーシストサポート 開設
- 自家生産にてモニターアンケートを行い、試作を繰り返す
2023
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- 第3回中学生・高校生のためのコントラバスソロコンテスト協賛
- ラジオ【ニッポン放送八木亜希子のラブアンドメロディ】放送
- 東京新聞・読売タウンニュース 取材記事掲載
- クラウドファンディング【楽器を支えるストレスからの解放 座面で支える新発想のコントラバス椅子を開発したい!】達成
- 工場での委託生産とオンラインショップにて販売開始
2024
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- 朝日新聞 取材記事掲載
- 商標登録 6876337号
- FMぱるるん ホッとほっとスクエア出演
- コントラバス講習会 バスおけ協賛
2025
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- 演奏イベントなどに参加
- 取扱店舗拡大中
- 第4回中学生・高校生のためのコントラバスソロコンテスト協賛
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